忍者ブログ
アイザックの雑記
Since2009年5月2日~、音楽、映画、将棋界、時事等色々書き綴っていた、のは今では過去のこと。 読レビュあんまり濃くかけないので、最近は参加したライブレポや雑記。 <> 天が堕ち行く明日へと向かう、喧騒を遠ざけ心に響く音楽こそを愛す。 <>・・・去りし日の記憶…あくなき願いと想い、追い求め…紡ぎ綴る、過ぎ行く時…今その目に据えるもの
 4 |  5 |  6 |  7 |  8 |  9 |  10 |  11 |  12 |  13 |  14 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ある対談で語っている〈初めてできた日本人の「友だち」は皆、死んでいった日本人でした〉

日本文学研究の第一人者で米国コロンビア大学の名誉教授、ドナルド・キーンさん(88)である

◆戦時下の米国海軍で日本語を学び、日本兵が戦場に残した日記を翻訳する仕事に従事したのが、日本と結ばれた縁のはじめである。

〈初めてできた日本人の「友だち」〉とは、その日記をつけた無名の兵士たちを指す

◆友情の始まりのみならず、その完成にもまた、おびただしい「死」が作用している。震災のあと、キーンさんは日本国籍を取得して永住する決意を固めた。日本人と一緒に行動したい、と

◆日本文学を考察するなかで人間観と人生観を養い、「日本という国がなかったら、私は果たしてまともな人間になれたかどうか…」とまで語った人である。

震災後の苦難を共にする決断は、愛する国に寄せた究極の愛情表現だろう。一昨日、米国で最終講義を終えた。秋までには東京都内に移り住む予定という

◆「ようこそ」か。「おかえりなさい」か。それとも「ありがとう」か。遠来の友を、何と言って迎えよう。

拍手[0回]

PR

悲しみこらえて微笑むよりも 涙かれるまで 泣くほうがいい……。

武田鉄矢の〈贈る言葉〉の一節。そのとおりと思うが、いつも他人と一緒の避難所では思い切り泣くに泣けない、ストレスは募る。

仮設住宅建設のスピードアップが何より望まれる◆「お盆のころまでに」と菅首相。「(避難所の)段ボールの仕切りの中でお盆まで生活しろというのか」と質問者の小野寺五典氏(自民)

衆院予算委の震災に関する集中審議。首相は今の建設ペースで見通しを述べた

◆が、お盆までの時間の感覚は首相と質問者では大違い。被災地選出の質問者にはまるで人ごとの答弁と聞こえたようだ。

で、次にこんな質問をした◆「かつて『天災をストップさせるには、昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代』と言った人がいる、誰か」

問いの正解は野党時代の菅氏だ◆非常時に首相おろしの声がなぜ起きる。丸投げや人ごとのようで心に訴えかけない答弁。首相は自身のビデオでも見て考えてみるといい。


拍手[0回]


カリフォルニア州の州都はどこか、と問われれば「ロサンゼルス」と答えたくなるが、正解は「サクラメント」。

ニューヨーク州の州都は「ニューヨーク」と答えたくなるが「オールバニ」

◆どちらも州都の様子を即座にイメージできる日本人は多くないだろう。米国は都市が網の目のように全土に分散している。

大陸国家のためかもしれないが、一極集中ではないのだ。米国社会に強靱(きょうじん)さがあるとすれば、都市作りにもそれがうかがえる

◆地震・津波・原発事故と三重の被害をもたらした東日本大震災で得た教訓のひとつは「危機の分散」

どこかが壊滅的被害を被っても別の都市が機能していれば、代替が可能だ◆一極集中の最たる例は東京である。

政治、経済、文化とあらゆるものが集中している。

被災時の影響も甚大になることが今回の大震災で、日本人に改めて実感できたのではないか

◆関東大震災から87年半余り。度重なる余震に、首都直下型大地震は「想定内」として定着しつつある。

首都の危機をどう分散し、震災を乗り越えるのか。大胆に構想し、行動せよ、と天は迫っているのかもしれない。

拍手[0回]

浪曲師の二代目広沢虎造は東京・浅草の自宅で関東大震災に遭った。

家事を手伝う少女を連れて避難したが、食べるものがない。ある町で握り飯の炊き出しをしていた

◆「子供が腹をすかせています。一つ、いただけませんでしょうか」「町内の方じゃありませんな。よその方には差し上げられません」「子供の分だけでいいんです」「お断り致します」

◆虎造は死ぬまでその町の寄席には出演しなかったと、吉川潮さんの虎造一代記『江戸っ子だってねえ』(NHK出版)にある。

つらいときに受けた心ない仕打ちは胸に深く刻まれて残る

◆本紙『気流』欄(東京版)で気持ちのふさぐ投稿を読んだ。

福島県から他県に出かけた人の車(会津ナンバー)に、駐車場で誰かが「帰れ、来るな」と落書きをしたという。

人への風評被害が広がりつつあるらしい◆被曝(ひばく)の危険を顧みず、原発事故の処理にあたる人たちがいる。

小さな手に握りしめたお小遣いの10円玉を、爪先立ちして募金箱に入れる幼子がいる。

皆が“心の握り飯”を被災者に持ち寄ろうとしているときである。顔が赤くならないかい、落書きの君よ。

拍手[0回]


歌人の大江昭太郎さんに老いた母を詠んだ一首がある。〈かなしみを容(い)るる器の小さければ神はわが母にみみしひ賜ふ〉。

「みみしひ」は耳が聞こえないこと、遠くなったことをいう

◆悲しみを納める心の容器が小さいので、つらい話やせつない話をもう聞かなくても済むように、神さまは母の耳を遠くしてくださった――と。

歌人の老母に限るまい。人は誰しも、悲しみを盛る器の容量に限界がある

◆震災の被災地から届く記事や映像だけですでに容器があふれている人には、思わず耳をふさぎたくなる出来事であったろう

◆きのうの朝、栃木県鹿沼市で集団登校していた小学生の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡した。

やがて青春を謳歌(おうか)し、恋をし、仕事をし、結婚して父や母となり…いかようにも花が咲いたはずの人生である。

子をもつ親のひとりとして、はらわたの煮え返るほど悔しい

◆余震や放射能の不安に世相が波立っているときであればなおさら、車の運転であれ、何であれ、日常の振る舞いは丁寧に、注意深くあってしかるべきである。

悲しみの器に、これ以上の涙は一滴も加えたくない。

拍手[0回]

Copyright(c)  アイザックの雑記  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]
Admin ★ Write ★ Res
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[03/12 min]
[12/16 sika]
[06/26 ぺんぎん]
[03/14 ごじょる]
[02/28 となりの]
[01/17 tatsu]
プロフィール
HN:
アイザック
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1991/02/17
職業:
社員
趣味:
音楽鑑賞・映画鑑賞・将棋・テニス・読書
自己紹介:
仕事や日常、本(主に小説等)・音楽・映画、その他について書き綴ります。

尊敬する人
羽生善治名人・イチロー・同年代で活躍している人たち 佐藤直紀さん・渡辺謙さん・東野圭吾さん・まらしぃさん

神奈川県・横浜市民

座右の銘・好きな言葉

不撓不屈・初志貫徹・明鏡止水

志あるところに道は開ける
Where there is a will,there is a way

邦楽・洋楽どのジャンルも好きでありながら、やはり一番はロック調、バラードも好む

映画ではアクション・コメディ・SFが主、洋画が多いけど邦画でも興味持つものはあります

戦い・アクションを好み、シリアス系・推理物(探偵物)等も

Game等はRPG・アクション・STG…BB歴は浅いけど追々。

単行本・コミックとか…opたしか72か5止まり
鋼の錬金術師27巻・完
天上天下 22巻・完

小説に関してはミステリほか、恋愛・ホラー以外ならオールジャンル

(敬称略)東野圭吾・貴志祐介・村上春樹・宮部みゆき・・・方ほか
フリーエリア

ブログパーツ ハピネム



presented by 地球の名言
不撓の魂 ローレライ <時の傷跡~エレクトーン> <風神録> 風神ピアノ 砕月 千軍万馬
Hey you ~失ってはならないもの~iksid(イクシード)
Moon Over The Castle 
グランツーリスモ5
Stone Cold Oath Sign Live
碧の軌跡 Evolution
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
最古記事
カウンター
アクセス解析
コガネモチ